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マゾヒズム文学の世界

谷崎潤一郎・沼正三を中心にマゾヒズム文学の世界を紹介します。

デザート裁判・学級裁判

沼正三との共通点、私も専攻は法学でした。
「家畜人ヤプー」の法制度から着想


白人家庭は自家が管轄する地域の有色人の刑事裁判を行う権限があります。ディナーの後にデザートを食べながら裁判が10分ほどで行われます。家族の誰かが検察官、裁判官、弁護士になり、少し話あったあと裁判官が判決を下します。検察官と裁判官は同じ人が兼ねてもいいですし、弁護士はいなくてもよいです。忙しいときは一人でさっさと数件の裁判を行なってしまうこともあります。白人家庭が白人学校に自家の管轄の刑事裁判を教材として委託することも多いです。このため白人小中学校では各クラス週に1度学級裁判があります。裁判が宿題となる場合もあります。すべての白人にはすべての有色人に対する起訴権があるのですから、期間内に有色人の大逆を見つけて起訴し、友達と一緒に、あるいは一人で判決を下します。こうして幼い頃から有色人を自由に裁ける白人男女を育てるとともに、白人とはたとえ幼くとも自分たちを裁きその運命を決定する自由裁量を持つ存在であることを有色人に理解させるのです。ディナー裁判でも学級裁判でも一人で行う裁判でも、被告人は監獄にいたままの欠席裁判で行うことができます。判決後は収監も処刑もタブレットのタッチ一つでできます。もちろん被告人を出廷させることもできます。被告人は出廷した場合(白人の前なので当然なのですが)始終土下座の姿勢で、裁判官が被告人の頭部を、検察官が被告人の右手を、弁護士がいる場合は弁護士が被告人の左手を踏みつけた状態で裁判が行われます。どのような判決が下っても、有色人の生涯で白人が自分のために10分もの時間を割くということはほとんど考えられないので、多くの被告人は検察官、裁判官、弁護士となった白人に大恩を感じ、特に出廷して自己の運命を討議する白人の声をその履物の下で聞いた者は、数日に及ぶ煉獄処刑の間も法悦の表情を浮かべる者が多いといいます

法律の知識がなくても白人が有色人の裁判を行えるのは、有色人に適用される刑事法が以下に抜粋するように非常にシンプルなものだからです。


大逆の罪

不服従罪

白人の命令に従わなかった有色人は、死刑に処する。


命令されたことを完全に遂行できなかったり完了が遅かった場合も不服従が成立します。命令がどのような方法を用いても遂行不可能な場合は不服従罪が成立しないのではないかという説もありますが、判例で認められたことはありません。そもそも白人が下した命令は有色人から見たら大変な恩義なのだから、それに対して有色人が遂行可能性を逡巡した時点で不服従罪、不敬罪が成立するという説もあります。命令の伝達方法も問いません。命令を知らなかった場合でも不服従罪になります。貼り紙で下された命令を知らずに従わなかった有色人が不服従罪となったケースは、その有色人に命令を伝えなかった者にも全員連座しました。命令の効力に時効はありません。命令者が死亡した場合でも効力は失われません。

不敬罪

白人を侮辱したり敬うことを怠った有色人は、死刑に処する。


不敬罪は主観的にも客観的にも成立します。白人が「礼儀を欠いた」と証言した場合は、必ず不敬罪が成立します。有色人が礼儀を尽くした「つもり」であっても、白人の気分を害した時点で、不敬の大逆を犯したことに変わりはありません。一方、白人が気にしなかったとしても、客観的に白人に対する礼を失した場合は不敬罪が成立します。たとえば白人の肖像、所有物、使用済みの廃棄物に対しても不敬罪は成立します。

連座

大逆の罪は、連座する。


親族、関係者、同地区に居住する者など、どのような範囲で連座するかはすべて検察官、裁判官の自由裁量に委ねられています。

未遂罪

大逆の罪の未遂罪は罰する。


何をもって未遂とするかはすべて検察官、裁判官の自由裁量に委ねられています。たとえば1000畳の石畳を磨く命令を受けていて1つ磨き忘れかけたが時間内に気づいて磨きなおした場合に不服従罪の未遂罪が成立したケースがあります。

再審

有罪になった事件は確定し、刑は即執行される。無罪になった事件の再審は何度でも行われる。


学級裁判では弁護士になった生徒の活躍で無罪になる場合がありますが、その場合役職を変えてすぐに再審が行われます。

諸原則

疑わしきは罰する。
白人の証言は常に完全な証拠能力を有する。
有色人の自白は常に完全な証拠能力を有する。
有色人の黙秘は自白とみなした上で罪を加重する。
有色人の自己弁護は一切の証拠能力を認めず、罪を加重する。


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コメント

理不尽最高

初めまして。
コメント失礼します。
非常に心が躍る内容でした。

有色の劣等種は本来であれば白人様に全てを捧げたとしても、白人様の許可なく生きること自体が罪だと私は考えています。
白人様が御使用なさる為の資源を我々が奪っていること、白人様の視界に我々の醜い肌を晒して御気分を害してしまうことを考えれば、これから一生平伏して謝罪をしたとしても足りないでしょう。
ですので例え理不尽の様に感じられる(そう思うこと自体不敬ですが)起訴内容であっても、白人様への大逆として罰せられるのであればそれは罪への償いになると考え、喜んで受け入れられる様な気がします。

せめて、白人様の娯楽や暇つぶし、ストレス解消の為に私の命を使っていただけるのであれば、私も本望です。

もちろんいままで生きてきた期間を考えれば、たかが劣等種の命ひとつでは大逆の罪を償いきれないでしょうけれど、ほんの僅かでも白人様のお役に立てるという思いが、私にはとてつもない幸福に感じるのだと思います。

また、白人様の美しさの前に平伏したいという思いとは裏腹に、自分の様な醜く汚らわしい有色の劣等種は近づくことも恐れ多いとも思っています。
ですのでタブレットで収監、処刑されるというのは、むしろ白人様の御手を煩わせなくて済む為私にとっても幸福です。

醜い劣等種達は支配していただく白人様への感謝の気持ちを込め、上納金を納める為に必死に重労働を行う中、美しい白人様は上納金で優雅な生活を送り、片手間で劣等種の命を弄び楽しまれる。
この格差が大きい程私としては喜びを感じます。
欲を言えば、劣等種は奴隷として"物化"して、裁判など行わずタブレットでいつでも処刑出来る首輪などをつけて管理される様になったらな良いなという妄想もしてしまいます。

長文失礼いたしました。
これからも応援させていただきます。

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